公益社団法人 アニマル・ドネーション 代表理事 西平衣里 さん

アニマル・ドネーション代表理事西平衣里さんインタビュー

最後に動物を救えるのは獣医師。
ペットが飼いやすい社会を一緒に。

公益社団法人 アニマル・ドネーション
代表理事 西平衣里 さん

アニマル・ドネーションは個人や企業からの寄付を動物支援団体へとつなぐ活動を続ける公益社団法人。
日本「初」の動物専門の寄付サイトを運営する。

悲しい殺処分の現実を前に、
状況を変えようと動く人がいた。

アニマル・ドネーションを設立する前。私もふつうのペットオーナーとしてワンちゃんとの暮らしを満喫していました。ところがある日、ふとした時にペットの殺処分の現状を知ってしまったんです。猫が年間20万頭、犬が10万頭、1日で800頭のペットが殺処分されている。衝撃的でした。一方で、さらに調べてみると、その現状を変えようと前向きに活動をされる方々も数多くいることを知り、いてもたってもいられなくなり、私自身も動き出すことにしたことがすべての始まりでした。法人を立ち上げよう。その後、1年をかけて保護団体や行政の方々たちの元を巡り、多くのアドバイスをいただきました。寄付をしたい企業や個人と動物救済のための資金不足に苦しむ保護団体をつなぐかけはしになる。そして「日本の動物福祉を世界トップレベル」にする。アニマル・ドネーションはそんな理念を掲げ活動を続けています。

望まない多頭飼いと
ブリーダーの多頭飼育崩壊。

最近はショップからペットを買うのではなく、保護犬や保護猫を譲りうけるということも一般的になってきました。そのせいもあり殺処分の数は年々減っています。ただ、それは表面上の数字の話。その裏では、動物愛護法の改正でブリーダーからの殺処分を行政が受け付けなくなったことによる、ブリーダーの“多頭飼育崩壊”が進行しています。

西平衣里さんインタビュー
殺処分の数は年々減っているが、数字上現れていないブリーダー崩壊、個人からの引き取りが増えているが起きていると西平さん。

多頭飼いで行政に苦情が出ているものの中には、50頭以上の犬や猫が放置されているという現場もあるほどです。私たちが支援する団体の中には多頭崩壊してしまったブリーダーから動物を救い出す「ブリーダーレスキュー」に力を入れている方々がいます。年齢も病歴もわからない数十頭の動物を保護するということは、費用面での心配が尽きません。医療費、食費、ペットシーツ代と里親が見つかるまでずっとお金がかかるからです。統計的な数字に出てこないこれらの動物たちを救うために保護団体が試行錯誤して命と向き合っていますが、「お金があったらもっと救える」。その声はいつも切実です。

獣医師なくしてレスキューはない。
一歩を踏み出したい方は、ぜひ私たちと。

ただ、寄付が集まればそれで解決だとは私たちは考えていません。それに加えて非常に重要なのが獣医師さんの存在です。なぜなら最後に命を救えるのはやはり獣医師さんだからです。率直に申し上げると獣医師の皆さんには「動物福祉が充実できるようなインフラづくりのお手伝いをしてほしい」というのが私たちの想いです。具体的には、短期のペットシッター、訪問診療、飼い主のペットロスへのフォローなどなど。地域に根付き、動物を知り尽くし、それでいて飼い主との距離が近いのは獣医師さん以外にはいません。人々の動物への理解を深め、ペットが飼いやすい社会を一緒につくっていけたらと考えています。まずは保護動物の現状を知ってほしい。そして少しでも使命感にかられたら、せひとも私たちにご連絡いただけると幸いです。お一人が診る数はたとえ1頭、2頭であったとしても、たくさんの獣医師さんが動き出せばきっと社会が変わる大きなムーブメントになると考えています。

TEXT:HIROSHI KINOSHITA

ZENOAQ FUND ペットボトル
ZENOAQ FUND ペットボトル
ZENOAQ FUND ペットボトル
ZENOAQ FUND ペットボトル

ペットボトル受取で動物支援団体に寄付されます。

それは、
水を受け取るだけで
動物を救うことができる
ファンド。

ZENOAQ FUNDトップページへ